日本語のドレスコード

ローリング・ストーンズと誕生日を祝った。

昨日、32才の誕生日を迎えた。

ここからのメールや公式ツイッターで、たくさんのお祝いの言葉をもらった。
事務所にプレゼントを届けてくれた方もたくさんいらしたようだし(まだ受け取りに行けてなくてごめんね)本当に、いくら感謝してもしきれない。
どうもありがとう。ぼくは果報者です。

3月ということもあって、たくさんの心配事や悩みを打ち明けてくれるメールもたくさん届く。
受験生諸君に、なにかお守りになるような言葉でもかけてあげればよかった。
進学に就職に、きみの悩みはつきないことと思う。

でも、きみが今しようとしていることはきっとうまくいく。

ぼくも、眠る前にはきみと同じ不安を味わっている。きみといつも、同じ夜を過ごしているのだ。
だから、眠れないならいつでもメールをくれればいい。それにぼくがメロディをつけたら、レコードにしてきみのもとに返そう。

悩みや不安は決してなくなりはしないけど、ぼくらの営みはこんなにも強く美しい。

人間って、ほんとイカしてる!

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さて、誕生日のしめくくりはザ・ローリング・ストーンズの来日公演だった。
だから、今年の誕生日はいつにもましてサイコーだ。

ぼくは結局、全日程に通ってしまった。
ローリングストーンズが同じ街にいると考えただけで、いてもたってもいられなかったのだ。

キース・リチャーズが昔こんなことをインタビューで話していた。

“誰が俺たちを『世界最高のロックンロール・バンド』なんて呼んだ? 俺たちはクソみたいな演奏もする。俺たちは、たまに世界最高になるんだ。毎晩最高なんて、心電図で言えば死んでるのも同じさ。アップダウンがあるからやめられないんだ。”

ぼくは3日間通って、この言葉の生き証人になったのだ。

しかしここ一週間ほどは、会う人会う人がまるで挨拶のように「ストーンズ行った?」とくるから、人見知りのぼくでもずいぶんと会話がはずんだ。
町中で偶然会ったフアンの子とも、何度もそんな話をした。明日行く? 何日目もいたの、じゃあ、あの時のキースの顔見た? なんて具合に。

ストーンズさえいてくれれば、ぼくらはずっとこんな風に幸せなのに、彼らはもう次の国へと旅立ってしまう。悲しい。
留守は立派に守ろうと思う。

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余談だが、ストーンズのTシャツをデザインさせてもらった。
実は2枚描いて1枚がボツだったのだが、それもストーンズのメンバーが選んだ(!)んだから、悪い気はしない。

ストーンズ・ロスの方は、ぜひ。

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http://buddyz-shop.com/?pid=71385237



日本公演の1曲目は毎晩ちがう曲目だった。
初日、「まあ“Start Me Up”でしょ」なんてタカをくくってたぼくらに投下された“Get Off Of My Cloud”の衝撃は一生忘れないだろう。

ぼくの誕生日の1曲目は、“Jumpin’ Jack Flash”。言うことなしです。

(次に来た時は、お願いだから“100年前”演って!)



今年もらったケーキ。

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ようへい。

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リュウイチ。

 

2014年03月07日 23時29分

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