日本語のドレスコード

傑作を語る。

怒涛のキャンペーンが続いている。

しかし、かわいい我が子のためならばなんら苦ではなく、みんなに「これはいい子だ、いや素晴らしい素晴らしい」とほめそやされてデレデレと目じりを下げるだらしない親がぼくである。

地方のラジオ局めぐりも仙台、札幌、新潟と回って、残すは名古屋、大阪のみとなった。

仙台駅での出来事である。
喫煙所でたばこをぶかーと喫んでいた折、すぐとなりのギャルがおもむろに携帯電話を取り出し、誰かと会話を始めた。

「はいー。…うん。そうそう。…駅前の喫煙所だよ。おっさんイッパイいるとこ。超囲まれてるのが私。やばいから。はい、じゃねー。」

待ち合わせの際に相手に伝える目印は、わかりやすければわかりやすいほど良いもので、例えば「渋谷のモヤイ像」と言えばアレしかない。絶対に間違うことはない。渋谷においてモヤイがいる場所など他にないからである。
つまり、ぼくは仙台において絶対に間違うことがないほどの圧倒的なおっさんだったということになる。このショックからいまだ立ち直れずにいる。

札幌はヒジョーにタイトなスケジュールで、夕食も駆け込んだ寿司屋であまりに急いで食べたものだから板前さんに苦笑されてしまった。無粋で申し訳なくもあるが江戸っ子的と言えなくもない。

新潟では大好きな方々といつものようにたくさんのおしゃべりを楽しんだ。
この日だけでタウンページ1冊分はしゃべったんじゃなかろうか。
サテライト(外から見ることのできる)スタジオには寒い中、たくさんの方が並んで顔をのぞきに来て下さった。感無量。

そしてひさしぶりに会う方がみな口をそろえてアルバムを絶賛してくれる。
今、ぼくらはツアーに向けてリハーサルを始めているのだが、スタジオで演奏しながら楽曲のクオリティにあらためて感動してしまう。

これはぼくらの傑作かもしれない。

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先日はまたしても特別な対談。日本のすべてのパンクスのお手本となった人と。これは某誌の巻頭を飾る予定。

以前ここで書いたぼくのヒーローとの対談も、まもなく公開。

Zipperでの約2年ぶりの新連載も今月号から掲載されているのでこれも楽しみにしていて欲しい。



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写真はキャンペーンならぬシャンペインの番組にゲスト参加した際に。
洋平くんとは同生年、同財布だった。

ぼくがゲスト・ボーカルとして参加したセッションはSSTVで今週、来週の2回にわけて放映されるのでぜひ観てほしい。

“ゴッホ”MVにたくさんの感想をどうもありがとう。
次回はMVについて少し書いてみたい。

2013年10月27日 3時26分

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