なんとか〆切に間に合わせることができた。
以前ここでアイディアを募集した、購入者特典のことである(10月7日の日記を参照)。
その直後からたくさんのアイディアが届いた。主なものを列記してみると、
・ポスター、ポストカード、ステッカー、缶バッジ等の王道系
・未発表音源(アウトテイク、デモ等)
・スタジオライブDVD(チャプターで各メンバー別のアングルが選べるとなお良し)
・ミニ写真集
・Tシャツ
・しおり
・チケット入れ
・メンバー顔シール(小さいもの)
・ロゴ入りピック
・ジャケットのクリアファイル
・ピアス
・手首に巻くヒモ的なもの
・メンバーによるセルフライナーノーツ
・タオル、手ぬぐい
・実物大手形
・志磨のマンガ(アルバムタイトルにちなんで)
・MV用の絵コンテ
・年越しカウントダウン・ライブ
・バックステージ・パス
・メンバーにインタビューできる券(後日その模様を公開)
・メンバーからのバースデイ・カード引換券(有効期限は発売日から1年)
などなど。
意外だったのは、
・ポスター、ポストカード、ステッカー、缶バッジ等の王道系
の票がやはり多く、「王道系はフツーにうれしい」とのこと。
王道は、やはり支持されているからこその王道だったワケだ。納得。
次に多かった「DVD」は、初回盤の特典として今年3月の「TOUR 1954」ファイナルの日本青年館公演から8曲を抜粋し、収録することとした。
次ツアーへの予習としてご覧いただけると幸いである。すでにバンドはこの頃とは別のバンドのようだ。
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さて、そして問題の購入者特典である。
届いたアイディア一覧を前にむむむ、とスタッフとアタマをひねること数時間。くしくもこの日はMV撮影の直後であった。
『…あっ、あの新聞使おう!古倫比亜新聞!』
ビデオの中で男の子が持っていた、架空の新聞である。古倫比亜(コロンビア)。実際、わが国ではこういう当て字を使っていたそうな。但しわが社は正確には「コロムビア」。
撮影用に小道具として50部ほど刷ったのだが、「ちょーだい!ちょーだい!」と言って出演者やメンバー、スタッフは皆キャッキャと持ち帰っていた。
この裏に、
・メンバーによるセルフライナーノーツ
・MV用の絵コンテ
などを刷ればいいではないか!
・メンバーにインタビューできる券(後日公開)
も捨てがたいアイディアだったが時間がないので、僭越ながら私がインタビュアーを務めた。
それだと意味ねーじゃねーかぼんくら、とおっしゃるなかれ。
「メンバーの他愛もないおしゃべりをDVDか配信で」
「メンバーのことをもっと知れる読み物を」
という意見もヒジョーに多かったのだ。
なるべく他愛もない、かつ、彼らの人となりのわかるインタビューが出来たつもりだ。
メンバーによっては、話しにくいことまでちゃんと聞かせてくれたと思う。
・メンバーによるセルフライナーノーツ
もしかりである。ここのところ、私がインタビューの場に出て行くことが多かった。まあ歌って踊って矢面に立つ、までがボーカルの仕事である。
なので、ここで我々ははじめてメンバー4人でじっくりとこのアルバムを分析してみた。内容はとてもディープで、シビアなものだ。これは我々にとってもヒジョーに有意義なインタビューとなった。
なぜなら、このアルバムはすんなりと出来たものでは決してないからだ。
制作期間のスタジオでのやり合い、の片鱗。を味わって頂けたらと思う。
・MV用の絵コンテ は、
・志磨のマンガ(アルバムタイトルにちなんで)
も兼ねて。リリーさんの「ここまでしっかり描き込んだ絵コンテないよ(笑)」のお墨つきである。
それだけだと他2部に負ける気がしたので、音専誌では語る時間がなかった「ビデオについてのインタビュー」も追加した。
これで全3種である。あざとい!詐欺師!志磨の裏切り者!
MV絵コンテ+メンバー全員による『バンド・デシネ』全曲解説
がTOWER RECORDS(オンライン含む)、
MV絵コンテ+メンバー全員が初めてそれぞれの半生を語るインタビュー
がTSUTAYA、
MV絵コンテ+志磨遼平によるMV製作秘話
がHMV(オンライン含む)、
で、それぞれ入手できる。という仕組み!ワハハ!
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近くにどれもないよ!インターネットもやんないよ!
という方もご安心あれ。その他の店舗には、王道の「B2ポスター」のご用意があります。
歌って踊って矢面に立つ。さらに商才まで備える。こんな私に、誰がした!
アルバム購入を楽しんで頂けたら幸いである。
最後に、「特典なんていらない」という意見も多数あったことを追記しておく。