マーチャンダイズ。
いわゆるひとつのツアーグッズ、物販が完成した。
ぼくが急遽追加した「We are (RESISTANCE)」Tシャツも、初日には間に合うようだ。
これはぜひ男の子に買ってもらいたい。
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話はそれるが、ぼくらはカテゴライズしたりされたりして生きている。
「ロキノン系」だとか「厨二っぽい」だとか、「男っぽい」「女っぽい」果ては「若者らしさ」に「オトナっぽさ」だとか!
ぼくはぼくだ、なんてうそぶいてはみるが、自分が憧れているカテゴリーに分類されるなら、そう悪い気はしない。面倒なものである。
ぼくらの大好きなレコ屋だって、もし棚がカテゴリー別でなければ、今よりさらに長居するハメになるだろう。
ところで、ぼくは「男の子らしさ」というものにずっと憧れている。
男に生まれた以上、女らしくはなれないのだからせめて男らしくなりたいな、という気分があるし、なにより「男の子」ってのはカッコいい。
汗をかいて、涙はみせず、正義の味方で、女の子にはめっぽう弱い。
そしていつもひとりぼっちの、ヒーロー。
これでルックスまでよければ、言うことなしじゃなかろうか?(ちがうかね女性諸君)
少年漫画の主人公にしてはあまりにステレオタイプだが、実際にいるかと言うとなかなか出会えないのが、こんな男の子だ。
そしてそれは音楽にも言えることである。
ぼくはパンクロックが好きで、どういうところが好きかと言うと、まさしくそういうところだ。
限界までうるさく、限界まで速い、汗まみれのルサンチマン。
ルックスだってサイコーだ。
そして、ひとりぼっちでいる、ということ。
パンクスとは、仲間を信用こそすれ、頼るのは気が引けるような奴らのことなのだ。
先日、ラフィンノーズのPONさんに言われた何気ない一言がとてもうれしかった。
「きみ、パンクスやんな?」
こんなカテゴライズなら、ぼくは喜んでうける。
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ずいぶん話はそれたが、きっとぼくらはいつだって、そんな男の子であろうとする。それはとてもストイックでむずかしいことだ。
だが、そうなれない自分を責める気分もまた、男の子だけのものだろう。
この気分を題材にした映画や音楽に、ぼくの涙腺はホントに弱い!
映画ならジョン・ウォーターズの「クライ・ベイビー」、キューザックがやった「ハイ・フィディリティ」、そしてTHE CUREの“ボーイズ・ドント・クライ”に岡村ちゃんの“カルアミルク”…
(モリッシーなんて、存在そのものが泣ける!)
ナードな男に騒々しい音楽はとてもよく似合う。
そうだろう?ジョン・レノンくん!
というワケで今回、USハードコア風のTシャツを作ってみたよ、というお話。
ナードなきみに、とてもよく似合うだろう!わはは!
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女の子も心配しないでほしい。
きみにはとっておきのかわいいグッズを用意してあるから!
じゃーん!
ぼくの大好きな本秀康さんがデザインして下さった「ゴッホくん」!!
かわいいいいいいいいい
今回はこれをトートに刷ってみた(残念ながら1色刷り)。
お気に召したらうれしい。
もうひとつは信藤さんによる『トートロジー』の秀逸なシンボルを使った、通称「トートロT」。上品なデザインだから、Tシャツのボディもちょっといいものを使った。お値段すえおき!
あと、要望が多かったタオルも、勢いで作ってみた。
“ゴッホ”の歌詞に出てくるCMYKのカラーを再現してみたのだが(ちなみに語感だけで並べた数字なので意味はないよ)なんかこう… 原宿っぽいものが出来上がってしまった。
さすがZipperで連載をもつ男!
が、これは初日に間に合わない。
うまくいけば… 札幌に間に合うかな… どうかな…
計画性のない男で申し訳ない。新潟、仙台のみなさん、ステージのぼくに罵声をどーぞ!