日本語のドレスコード

冬のアールブリュット。

木枯らし一号が吹いた日。(サッポロはもう雪だそうだね)

スタジオでは 先日の紅布を振り返って、
あそこは変えよう、いやこうするべきだ、なんて
あーだこーだと修正点を探しながらのリハーサル。

やはりステージは10回のリハより有意義である。

ツアーまでに残されたぼくらの10日間は、
「バンド・デシネ」を咀嚼する、という時間だ。
「バンド・デシネ」を乗り越えるための時間だ。

なんて甘く、残酷な準備期間!


帰宅後、なんの反動からか
今回のツアー用のTシャツをデザインしたい衝動にかられ、今完成。もう午前3時。

採用か不採用かは、明日スタッフに決めさせる。

しかし、なにせ発作的に作ったので、
採用されても初日に間に合うかは不明。あしからず。

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そして 手に入れたばかりのビートルズの新譜を聴いている。
(そうだよきみ、世界同時発売のビートルズの新譜を、だ!)

Disc2の“THIS BOY”から“I GOT A WOMAN”が素晴らしい。

“I GOT A WOMAN”にはすでに、2年後“RAIN”/“PAPERBACK WRITER”で開花するベーシスト・ポールの片鱗が!

ラストの“I FEEL FINE”も聴き所。しょっぱなのフィードバックを何度もチャレンジしているのはポール(あれ、ベースのサスティーンをギターでひろってハウらせてんのか!なんてアヴァンギャルド!)

一緒に購入したコステロとザ・ルーツのコラボ盤も良作。
テンプルズのEPも悩んだが、フル・アルバムを待つことにする。

レジで店員の方が「バンド・デシネ」をほめてくれた。うれしい。


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昨日はひさしぶりの休日。

世田美でやっていた「アンリ・ルソーから始まる素朴派とアウトサイダーズの世界」最終日の閉館ギリギリにすべりこむ。

名もない画家の素晴らしい作品が数点。
ミロ、エルンストは大フアン。
生ではじめて観たバスキアもカッコよかった。

閉館後、あたりの森を散策。本屋によって6冊購入。

そして、ずっと約束が果たせてなかった某ラジオ局のディレクターN氏と肉。

いわゆるひとつのパーフェクト・デイ。


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夜の森の美術館。これも理想的である。

2013年11月12日 3時3分

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