昨日はフジテレビで「FACTORY」の収録。
この番組は、いわゆる「音楽番組」とはちょっと趣の異なるモノで、お台場のスタジオの中にホントのライブハウスを作り、毎回4~6組のバンドが観客の前でみっちり30分ずつライブをする、という出演者にもファンにも評判のよい良心的番組。
ぼくがハタチの頃には地上波のフジテレビで深夜に放送されていて、DMBQやMAD3等、好きなバンドが出る週はいつも友人に録画を頼んでいた。
各出演者がステージに向かう時の足元だけを映す、あの演出もカッコよかった。(なぜやらなくなったんだろう?)
局に13時頃到着。ぼくは少し寝坊。
ステージでは黒猫チェルシーがチェックを終えるところ。彼らはホントに可愛い後輩だ、とぼくは一方的に思っている。
しかし大知くんは最近とても調子がよさそうだ。
我々もステージに上がり、数曲チェック。気に入って使っていた細いシルバーのマイクが近頃不調なので、ひさしぶりに昔のマイクに戻す。
特に大きな問題もなく早々にチェックを終え、本番まであと6時間以上。
テレビっていつもこうなのだ。
王欣太「達人伝」を読んだり(まだ2巻が発売になったばかりだが、これは期待せざるをえない)映画を観たり少し眠ったりして過ごす。楽屋の外はゲーノージンだらけ。
そして本番。
テレビということは完全に忘れてしまう。
本番後には汗を拭くまもなく裏のセットに移動してトーク、これもこの番組の特色である。
スターベムズの日高氏をお相手に、新作の話など。(今日行われた和歌山でのフェスも盛況だったようでなにより)
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そして本日は昼から(2ヶ月連続となる)JAPANの撮影・取材。
撮影は新木場の海辺にて。日曜ということもあってか人が多い。釣りをしたり横になって昼寝をしたりとめいめいが休日を満喫している様子。これもまたトーキョーの風景。
丸山は友人からもらったという帽子を大事そうにかぶって写真におさまっていた。ぼくは彼のこういうところが好きだ。
ロッキング・オン本社に移動し、長い、長いインタビュー。
徳山氏による、とても濃密で核心的な内容。ぼくにとっても、ヒジョーに意味のあるインタビュー。
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いよいよアルバム発売まで一ヶ月を切った。
準備もいよいよ佳境である。
ところで、作品のリリースに際し「購入者特典」なるモノがこう、なんというか… 充実しはじめたのって、一体いつ頃からだろうか。
いち音楽フアンとしては、あまり国内新譜を購入しないせいもあって、特典内容に購買欲を左右された経験がほとんどない。
ので、自分がリリースする時期には、なにを用意すれば喜んでもらえるんかしらん、といつも悩んでしまう。
個人的には、スタジオのアウトテイクやジャムセッション、カバー曲なんかを、例えば7インチのレコードで付けられたりしたならとってもイカしてると思うのだが、利害のバランスが極度に悪い案のようだ。
そこで前回のシングルの時は、“ジャンゴ(仮)”という未発表曲を提供し、それを無料ダウンロードできるシステムを作ってもらった。
しかし、これも思ったほどうまい案ではなかったようである。
通例としてはポスターやバッヂといったものが需要もあってコストもグー、というハナシだが、本当のところは果たしてどうなんだろう。
(まあ「通例」なんて言葉には虫唾が走る、っちゅうような方が我々の作品の購買層であることは確かだと思う)
こういうものが欲しい、という具体案があればぜひ聞かせてほしい。参考にしたいと思う。
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明日は某サイトがセッティングして下さった信じられない対談。
ぼくのヒーローに会う。
14才の頃に見た夢がまるでずっと続いてるような人生に、また明日がくる。
ぼくは幸せをおそれない。明日がはやくくればいい。
きっと今夜は眠れないんだろう。
けれどひとまず、おやすみ。