日本語のドレスコード

(パンクにおける)傾向と対策。

大阪にてVS SERIES。
関西テレビの音楽番組によるライブイベント、ドレスコーズ VS locofrank。

昼からのサウンドチェックに間に合うよう、朝7時に東京を出発。
車内ではモトリー・クルー等。途中、パーキングでうなぎ茶漬。

午後14時頃大阪に到着。いつのまにか眠っていた。

会場は大阪MUSE。およそ4年ぶり。2度目。
フロアではlocoのサウンドチェックが始まっていた。メロディックパンク独特の、中域がカットされたサウンド。ぼくらの世代のサウンド、とも言える。

喫煙所でベースボーカルの木下くんと会話。locoの3人とぼくが同い年であることを知る。生まれた家の沿線も同じ。

16時からサウンドチェック。
この日が初披露となる“ゴッホ”を特に念入りに。ツアーぶりに演奏する曲もあるためいつもより慎重。

開場準備が始まる頃、東京からTOWER RECORDS 国広氏が到着。
ぼくの軽はずみな発言がきっかけで、この日の前説まで担当することに。

ぼくは国広さんを信用しきっている。
きっとそれは、ぼくにパンクを教えてくれた先輩に似ているからだと思う。

パンクスは、仲良くなった人間をカンタンに裏切ったりはしない。
国広さんが、先輩がそうであるように。

本日の主催者、原(はら)タコヤキ氏と楽屋で世間話。番組の製作担当であり、イベントの企画者でもある。

ぼくは今から5年ほど前、原タコさんが初めて企画したイベントに出演し、ステージから落ちて背骨を折ってしまった。
それに責任を感じているワケではないと思うが、それ以来ずっと原タコさんはなにか新しい企画を始める時には必ずぼくのバンドに声をかけてくれるようになった。

ドレスコーズが初めて公の場に立った昨年9月のクロマニヨンズ、BAWDIESとの3マンも、実は原タコさんの企画だった。
つまり彼は、ずっとぼくの歴史の立会人なのである。

国広さんの前説、木下くんの挨拶でイベントがスタート。
髪を切った丸山がステージに上がるとどよめきが起きていた。

“Trash”から始まるスロースタートのライブ。こういうのも気持ちがいい。

ひさしぶりのレパートリーをはさみ、初披露の“ゴッホ”。
演奏がやむと、客席は静まり返って拍手ひとつ起こらなかった。

ラストに“トートロジー”。歌いながら涙が出そうになることはひさしぶりだった。

1時間にわたる演奏。12月まで会えないなんて辛い。

locoの演奏を舞台袖から観る。しかし本編最後のあたりで途中退出。ホテルに移動し、NACK5に電話出演。

部屋で一人、体育座りでラジオトークをする男。
『えー、それでは聴いて下さい、さっきライブで演奏した曲です“ゴッホ”』

番組終了後、打ち上げ会場に合流。
ビール、ワイン、おいしい。

午前2時頃まで。

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翌朝10時から取材。G誌。
インタビュアーは友達でもある鈴木くん。言い忘れたけど、ご結婚おめでとう。

新幹線で帰京。M誌取材と撮影。お相手は寺田さん。ぼくが最も苦戦する相手だったりする。この人だけは言いくるめられない。いつも丸裸にされて終わる。

帰宅、今まで新連載執筆。

2013年10月03日 3時17分

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